用語集

多摩エレクトロニクス用語集

多摩エレクトロニクスの加工に関する用語を解説しています。

BIR

用語 よみ 解説
BAGフィルタ BAGふぃるた 当社オリジナルの赤外吸収型IRカットフィルタの総称。
IRカットフィルタ IRかっとふぃるた 「UVIRカットフィルタ」とも言い、入射する光のUV(紫外帯域)とIR(赤外帯域)をカットし、可視光帯域の光のみを透過させる光学フィルタです。
可視光透過フィルタとも呼ばれ、一般的に反射型と吸収型(赤外吸収型)があります。イメージセンサと組み合わせることで、人間の眼で見た時と同じ画像を作り出します。
ROM書込みサービス ROMかきこみさーびす 「ROM」とは"Read Only Memory"の略です。ROM書き込みとは、お客様からROMとプログラムデータをお預かりし、主にROMライタという専用の装置を使いROMにデータを書き込むサービスです。「IC書き込み」とか、単に「書き込み」などとも呼ばれます。書き込まれたROMは、パソコン、スマートフォン、デジタル家電、産業機器、自動車、医療機器など、半導体が使われる様々な製品に搭載されます。
可視光線 かしこうせん 人間の眼が感じることのできる範囲の光のこと。
光学特性 こうがくとくせい 光(電磁波、特に可視光)に対する物質のもつ性質のこと。 吸収、反射、透過、屈折等があります。
ダイシング加工 だいしんぐかこう シリコンウエハや光学ガラス、セラミック、石英などの基材を、特殊加工された刃(ブレード)で、任意の外形サイズに切断する加工技術のこと。
テーピングサービス てーぴんぐさーびす ROMを初めとした半導体ICや、ダイシング加工したチップ、プレス加工品、電子部品等の部品を、部品のサイズに合ったサイズのポケットをエンボス加工したテープなどへ収納する梱包サービスです。プリント基板等へ自動実装する際に必要とします。
デュアルバンドパスフィルタ でゅあるばんどぱすふぃるた 可視光帯域と、近赤外の任意の帯域とを透過させる特性を持つ光学フィルタ。
透過率 とうかりつ 物体に入射する光に対して、光がどれだけ透過するかの割合。光学フィルタの場合は、一般的に可視光線の透過率を表します。
入射角 にゅうしゃかく 光が物体に当たる角度。
反射率 はんしゃりつ 光が物体に当たって反射するときの光の割合。
半値 はんち 光学ガラスや光学フィルタの、最大透過率の半分となる値の波長のこと。その光学ガラスや光学フィルタが吸収する波長帯域や、透過する波長帯域の目安となる境界の波長を表します。最大透過率は製品の特性によって異なるため、半値も製品の特性によって異なります。
ブレード ぶれーど 光学ガラスやシリコンウエハ、セラミック等の基材をダイシング装置で切断(ダイシング)加工するために使う刃です。主にダイヤモンドの砥粒が付いたもので、高速回転させて基材を切断します。
分光特性 ぶんこうとくせい 光学ガラスや光学フィルタの、波長ごとの主に透過率を表したもの。
ベベル加工 べべるかこう 「ベベル」(bevel)とは先端面取り、斜めの面を付けるという意味の英語です。「ベベルカット」等とも言い、面取り加工の一種です。ガラス等の基材の両面または片面にベベル加工を施すことで、表面チッピングを低減させる効果等があります。
誘電体多層膜 ゆうでんたいたそうまく 光学フィルタやレンズなど光学部品の表面に、複数の誘電体材料を積層させた光学薄膜のこと。反射防止や、特定の波長だけを透過させたり、いろいろな目的に応用されます。